【ピアノ】向かっていけない難曲への向かい方

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♬ 実力がかけ離れた難曲にどうしても挑戦したい

♬ 先生に内緒で挑戦したい

 

こういった希望をお持ちの方へ。

【ピアノ】再失敗しない、一度挫折した楽曲に再度取り組む方法

という記事を

補足も交えながら解説し直した内容となっています。

 

記事の信頼性


 

筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、

修士号(音楽)を取得しています。

また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。

 

 

私自身、小さい頃に

ものすごく長い時間をかけて

ショパン「バラード第4番」に挑戦した経験があります。

先生に言い出せるほど

学習が進んでいなかった頃のことです。

 

毎日、ちまちま ちまちま進めていき、

長い期間を経て

たどたどしくも最後まで弾けるようになったときのことは

今でも覚えています。

結局はこのやり方が、最も確実な方法。

 

挫折してしまう原因は単純です。

とりあえず試し弾きをしてみるだけで

弾けそうかムリそうかを判断してしまうからです。

難曲に挑戦するのですから、

試し弾きをしたらムリそうだと感じるに決まっています。

そんなこと当然だと思って向かっていかないといけないのです。

 

また、難しい部分を習得できない原因は

音も手の動きも覚えていないのに

一度たどったら、すぐに先へ行ってしまうから。

忘れないうちに頭に定着させるためにも、

まずはたった1-2小節だけでもいいので

ピカピカに仕上げてみる。

今さっき弾いたところをすぐに反復練習して定着させる。

高度な内容であっても

短い単位に区切って時間をかけて練習すれば

案外、断片であればクリアできるものなのです。

それをつなぎあわせていく。

この作業を地道に続けていきながら、復習もしていく。

 

このようにいうと

ストイックすぎて続かないと思うかもしれません。

しかし、

1-2小節頑張ったら、その続きはまた次の日でいいのです。

「1日にマスターしようとする量を、ほんの数小節だけに絞る」

ということが重要。

例えば、

700小節ある大曲でも

1日2小節ずつ弾けるようにしていけば

1年かからずに

ひと通り最後までいきます。

まだ音楽的に弾ける段階には

達していないかもしれませんが、

大きなステップが終了したことになります。

地面に根が張り終わったのだから、

あとは上に伸びていくことができるのです。

 

取り組みに関する注意点としては、

「それぞれの音群が、どういうリズムになっているのかをしっかりと理解する」

これが重要かつ、意外な落とし穴です。

 

例えば、

ドビュッシー「月の光」の最初を

頭の中で鳴らしてみてください。

メロディは思い出せても、

リズムがどうなっていたか曖昧ではないですか?

ベートーヴェン「ピアノソナタ第23番 熱情 op.57 第1楽章」の最初でも、

「”ドーラファー” だけは思い出せてもリズムが分からない」

これでは理解が足りないと言えるでしょう。

 

こういったところをしっかりと理解しながら

先へ進まないといけない。

厳しい言い方をしますが、

音源で聴いた感じのリズムでなんとなく弾いているような進め方では

絶対にダメです。

それでは難曲へは向かっていけません。

 

さて、今回ご紹介しているやり方を達成するためには

以下の3点が問題になります。

◉ 楽典的なことがクリアできているか
◉ ひとりで適切な運指を決められるか
◉ モチベーションが続くか

 

楽典的なことでつまづくと、

とりあえず1-2小節読み進めることすらできません。

例えば、

ショパン「幻想即興曲」に挑戦する方が

右手と左手による8:6(4:3)という入り組んだリズムを

どう演奏すべきか分からなければ

そこでストップしてしまいますよね。

 

◉ ひとりで適切な運指を決められるか
◉ モチベーションが続くか

ということもみんなそうですが、

「分からないことが出てきた時に気持ちをダウンさせずに、調べて解決しようと思えるかどうか」

これがポイントです。

今の時代は

ほとんどのことは調べれば出てきますし、

SNSが解放されているので

丁寧に質問をしさえすれば有識者が教えてくれるはずです。

ピンポイントで分からないことは、

自身でよく考えた上で他人に頼りましょう。

また、楽曲ごとのピンポイントではなくても

日頃から情報を集めて貯めておくと

きっと役に立つはずです。

以下のリンクを参照してください。

 

あなたは、きっと難曲へも向かっていけるはずです。

「こんなに昭和的で、ややスパルタ的な、積み上げ式のやり方」

が書かれた記事を

最後まで離脱せずに読み進めたのですから。

 


 

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