【ピアノ】演奏者でも編曲ができると幸せになる3つの理由

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演奏者でも
自分でピアノアレンジができるようにしておくと
単純に幸福度が上がります。

 

理由は以下の3つ。

◉ 自分で選べないのに編曲が必要な作品に対応できるようになる
◉ 自分にしかないレパートリーをつくれる
◉ 作曲家のこだわりがみえてくるようになる

 

自分で選べないのに編曲が必要な作品に対応できるようになる

 

「自分で選べないのに編曲が必要な作品」

これどういうことかというと、

平たく言うと

頼まれた伴奏パートのこと。

例えば、

協奏曲のオケパート伴奏や

その他のピアノ伴奏など。

 

こういったもので問題になりやすいのは、

自分の意思で曲目や楽譜を選べないのに

市販の楽譜が簡単すぎたり

反対に難しすぎたりと

自分のレベルに合わないことなんです。

 

そういったときに

多少の編曲を施して

自身にあった譜面を作成すると

依頼を断らずに済む。

アンサンブルのチャンスが得られてレパートリーにもなるので

少し幸せになります。

 

難易度の調整だけでなく、

原曲のオケパートをピアノリダクションしたときに

削ぎ落とされた要素を

トゥーマッチにならない程度で補ってみたりと、

工夫の余地はさまざま。

 

もちろん、

かなり手を入れる場合は

共演者などに許可をもらっておく必要はありますが。

 

自分にしかないレパートリーをつくれる

 

作曲や編曲をして

自分で創作したものの場合、

たとえそのクオリティがまだだったとしても

世の中にありふれたようなものだったとしても

作った人しか持っていないレパートリーになります。

 

この価値って、すごく大きい。

単純にその人が演奏しないと聴けない音楽ですし、

過去の巨匠の作品を演奏するのとは異なり、

「なぜその人物がその作品を演奏するのか」

というところがクリアされるからです。

 

自分にしかないレパートリーができると

取り組む意味が感じられて

また少し幸せになります。

 

作曲家のこだわりがみえてくるようになる

 

編曲もはじめのうちは

和音構成音の中で音を動かしたりするのが精一杯かもしれません。

一方、

少し慣れてくると

引き出しが増えたり

「ここは、こういうサウンドが欲しい」

などと、こだわりがでてきます。

この段階までくると

「こんな感じにしたいけど、前後関係がうまくつながらなくて満足できない」

みたいな葛藤すらでてきて

妥協案というか中間案を探したりといったように

自分と戦うことになる。

 

ここまで到達したらしめたもので、

すでに編曲中級者になっています。

そして、

こういった経験の中

こだわりと葛藤をもって音を選ぶことを知っていると

クラシック作品においても

作曲家のこだわりが見えてくるようになる。

 

ある意味、創作者側の視点が加わるわけですので

ピアノに演奏からしかアプローチしていなかったときには分からなかった世界が見えてくる。

この体験を手に入れると、さらに少し幸せになります。

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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