記事の信頼性
筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、
修士号(音楽)を取得しています。
また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。
パブリックドメインになっている作品です。
出版社が独自につけたアーティキュレーションなど
権利に関わる部分は一切表示しておりません。
譜例はFinaleで作成したものです。
ベートーヴェン「ピアノソナタ第23番 熱情 ヘ短調 op.57 第1楽章」ワンポイントレッスン!
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)
注意すべきなのは「リズムの甘さ」です。
アウフタクトから16分音符が出てきますが、ここのタイが面倒の種。
これがあることで非常にリズムが甘くなりがちなのです。
最終的にきっちりのリズムで演奏するかどうかはさておき、
譜読みの段階ではデッサンをしっかりする、つまり、
「譜面上のリズムがどうなっているのか」
ということをしっかり把握するのが大前提です。
例えば、
ドビュッシーの「月の光」の1小節目を頭の中で鳴らしてみてください。
メロディは思い出せても、
リズムがどうなっていたか曖昧ではないですか?
「熱情ソナタ 第1楽章」の最初でも、
「”ドーラファー” だけは思い出せてもリズムが分からない」
これでは理解が足りないと言えるでしょう。
「リズム」「拍」を整理しておきましょう。
また、アウフタクトから始まっているということも意識します。
今回の内容を「スクロール動画」で学びたい方はこちら!
ベートーヴェン「ピアノソナタ第23番 熱情 第1楽章」を更に学びたい方へ
大人のための欲張りピアノ [熱情ソナタ 第1楽章] 徹底攻略①
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