具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
譜例(PD作品、Finaleで作成、曲頭)
右手で演奏している音型を
左手でも模倣して「追っかけ」ていますよね。
多少例外はありますが、こういった場合の基本事項があります。
①「主役(先行句)」よりも「追っかけ(追行句)」が目立ってしまわないようにする
② 先行句のニュアンスに追行句のニュアンスを合わせる
② 先行句のニュアンスに追行句のニュアンスを合わせる
①については、
言ってみれば役割分担の考え方です。
どちらが主役なのかを考えて、もう一方は主役よりも主張しないようにする。
人間社会やお芝居でも一緒ですね。
②については、
つまり「先行句の切り方の長さに追行句も合わせて演奏する」ということ。
そうすると、
追行句が「エコー」のように感じられ
立体的な演奏になります。
「楽曲分析(アナリーゼ)」をしたり
「譜読み」をする段階において、
「追っかけ」というのは
ただ単に「追っかけているな」と読み取るだけでは不十分です。
今回のような内容、
つまり「どう演奏すべきか」ということまで
前後関係から判断して読み取る。
こういったこともすべて含まれます。
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV
X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
無料トライアルで読み放題「Kindle Unlimited」
筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、
数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。
コメント