【ピアノ】複数声部で指を上げるタイミングに迷ったときの対処法

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各声部を切るタイミングが
微妙にズレるのではないかとか、
そういうことを考えはじめると頭が混乱して
音楽までギクシャクしてしまいます。

 

具体例を見てみましょう。

楽曲が変わっても考え方は応用できます。

 

モーツァルト「ピアノソナタ 変ロ長調 K.570 第3楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、77-78小節)

78小節目を見てください。

メロディのアーティキュレーションからすると

縦線を書き入れたところで

音響の切れ目をつくるべき。

 

しかし、ここで問題が出てきます。

下段の4分音符や上段内声の4分音符は

どれくらいの長さにすればいいのでしょうか。

別の言い方をすれば、

それらの指を上げるタイミングは

どうすればいいのでしょうか。

 

解決策はシンプル。

メロディの8分音符を切るタイミングで

同時に切ってしまえばいいんです。

 

(再掲)

各声部を切るタイミングが

微妙にズレるのではないかとか、

そういうことを考えはじめると頭が混乱して

音楽までギクシャクしてしまいます。

メロディの8分音符を切るタイミングというのは

4分音符も8-9割鳴り終わった位置なので

そこで切れば4分音符の長さとしても

問題ないわけです。

 

学習のコツとしては、

譜例へ補足したように

縦線を書き込んでしまうことです。

そして、

「ここはすべての声部を同時に切る」

というのが一目でわかるように

譜読みの段階から仕込んでおきましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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