【ピアノ】「2打点ひとカタマリ」の表現は、音価が長いときこそ注意

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本記事は、
【ピアノ】タラタラ音型の音楽的な弾き方
という記事の補足的内容。
本記事単体でもお読みいただけます。

 

「2打点ひとカタマリ」とは

以下のようなもののことです。

 

モーツァルト「ピアノソナタ ニ長調 K.311 (284c) 第1楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、54-57小節)

カギマークで示したAは

典型的なタラタラ音型ですし、

Bも、音価が引きのばされた

2打点ひとカタマリの音型ですね。

 

Aの場合は、

適切なニュアンスを出すためには

スラーがかかっている

前の音よりも後ろの音のほうをやや小さく

かつ、やや短めに弾くことになります。

しかし、

テンポがある程度速いときには

勝手にそうなってくれるケースのほうが多い。

そうでないと弾きにくいから。

弾きやすい弾き方を模索していると

ある程度は勝手にニュアンスがついてきてくれます。

 

(再掲)

しかし、

問題になってくるのはBの場合。

このようなときには

ほとんど演奏上の苦労が伴わないので

意識をして

スラー終わりの音をやや小さく

かつ、やや短めに弾かないと

求めている表現は勝手には出てきません。

 

この表現が逆になると

しゃっくりをしているような

あるいは、尻餅をついたような表現に聴こえてしまうので

注意しましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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