【ピアノ】弱奏範囲内での到達点ダイナミクスのないクレッシェンドはやりすぎない

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ppp の中にある到達点のないクレッシェンドでは
ダイナミクスが mf を超えるのはやりすぎです。
詳しくは、本記事をご覧ください。

 

具体例を見てみましょう。

楽曲が変わっても考え方は応用できます。

 

モーツァルト「ピアノソナタ第14番 K.457 第2楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、27-28小節)

譜例はモーツァルトの作品ですが、

当時の楽器のダイナミクスの変化幅は

現代の楽器のように大きなものではありませんでしたし、

mpmf などもあまり一般化されていませんでした。

したがって、pf と書いてあっても

現代の作品でいう、間に mpmf があるような段階を示さない解釈をすることもあります。

 

一方、あえて現代のダイナミクスの考え方も踏まえて説明するのであれば、

譜例のように ppp の中にある到達点のないクレッシェンドでは
ダイナミクスが mf を超えるのはやりすぎ

このように考えて欲しいと思います。

 

(再掲)

ここでは p による弱奏の領域の中に cresc. が出てきて、

その後も p に落ち着きます。

繰り返しますが、

こういった弱奏の範囲内、

かつ、到達点のダイナミクスが書かれていないクレッシェンドは

やりすぎないように注意すべき。

 

極端なことを言えば、

cresc. と書いてあるからといって

楽器の最大音量まで大きくすることは

このような場合はあり得ないわけです。

 

発想標語として cresc. と書かれている場合も

ダイナミクスの松葉が書かれている場合でもそうですが、

その到達点のダイナミクスが書かれていないケースというのは

「音楽の方向性を示す強弱変化」

と考えるのが適切。

その強弱変化の度合いを

楽曲の性格などを考慮したうえで

ていねいに考えていきましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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