記事の信頼性
筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、
修士号(音楽)を取得しています。
また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。
音楽では、
「パターン」でものを考えるのは
あまりよしとされない傾向があります。
型にハマりすぎてしまうと、
演奏が一本調子になってしまったり、
音楽性の伸びに
歯止めがかかってしまう可能性があるからです。
一方、
「楽曲が変わっても普遍的な部分」については
ある程度「パターン化」で考えても構いません。
そうすることで
前に取り組んだ楽曲の中でまなんだことを
新しく取り組み始めた楽曲に活かすことができます。
例えば、
◉ こういったスタッカートの連続は、鍵盤の近くから打鍵すると効率よく打鍵できたな
◉ フレーズが細切れになってしまうのがクセだから、まずはフレージングを意識して譜読みしてみよう
など。
このように、
楽曲が変わっても引っ張ってこれる普遍的な部分は
実はたくさんあります。
こういったことが
新しい楽曲になったときに
頭に浮かぶかどうかがカギです。
そのうちの多くは、
「前にまなんだ楽曲と新しい楽曲との共通点」
を楽譜から見つけ出すことで
頭に浮かんでくるでしょう。
案外、
「似たような箇所に気づいていないだけ」
であって、
実は以前に取り組んだ楽曲と
ほとんど同じような作りの楽曲に
取り組んでいる可能性すらありえます。
「ん〜、しかしどうしたらいいか分からないよ」
という声も聴こえてきそうです。
解決法はカンタン。
「もっと短く区切って」練習してみましょう。
まずは作曲面のことは分からなくても大丈夫。
短さの程度は楽曲にもよりますが、
「4小節以下程度」まで小さく区切って練習すると
なんとなく通り過ぎてしまっていた要素がみえてきます。
そうすることで楽曲のことが
感覚的にでもわかってきますので
「前にまなんだ楽曲と新しい楽曲との共通点」
を発見できます。
「速く譜読みを終わらせたい」と思って
短く区切らずに急いで読んでいくと、
音楽的なことを見落としてしまいます。
「新しい楽曲に取り組むときに振り出しに戻らないために必要なこと」
をまとめます。
まずはこれを意識して
新しい楽曲に取り組んでみましょう。
そうすれば、
自分一人で演奏を組み立てていく力を
伸ばしていくことができます。
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