【ピアノ】練習における「習慣化」の良し悪し

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本記事では、
「習慣化」の良い面とそうでない面を話題としています。
練習の見直しのヒントにしていただけるはずです。

 

ピアノ練習において「習慣化」はキーポイントになります。

しかし、

それは「良い習慣」だけでなく「良くない習慣」も含めてのこと。

 

「良い習慣」はもちろん自覚がありますよね。

一方、「良くない習慣」の例としては、

◉ ハノンに毎日取り組んでいるが、ルーティンで終わらせることが目的になってしまっている
◉ 演奏中に口で歌うことをやりすぎて、自分で出したピアノの音を聴いていない

など、他にも数多くの例が考えられます。

 

「ハノンに毎日取り組んでいるが、ルーティンで終わらせることが目的になってしまっている」

 

このことに関しては、

たった一つの解決策があります。

「(ハノンの)取り組む項目数をしぼる」

というやり方。

 

仮に「1日に全曲取り組む」という計画を立ててしまうと

体力はつきますが、

「普通に通しても1時間かかるから、細かい練習はともかく最後まで…」

となってしまい、

結局、ひとつひとつの練習を

ていねいにおこなうことはできません。

弾いているときに頭の中にあるものは

「最後まであと○○曲」

という逆算数値だけになってしまうのではないでしょうか。

 

数多くの練習課題をこなすことで

それだけ多くの種類の音型に触れることはできます。

しかし、

項目数は絞ってでも

ひとつひとつの課題をていねいにこなすほうが

「身になる」という面で効果があることは

筆者自身も実感しています。

 

しぼっておけば、

終わらせるだけでしたら時間がかからないことを

自分でわかっているので

そのぶん焦らずに練習へ打ち込めます。

 

「演奏中に口で歌うことをやりすぎて、自分で出したピアノの音を聴いていない」

 

「実際に口で歌ってみること」

これは推奨すべき練習方法として以前にも記事にしました。

しかしそれは

「解釈を探るとき」

などに留めておくべきであり、

弾き込んでいる段階でいつでも歌ってしまうと

自分で出したピアノの音をしっかりと聴くことができません。

(グレン・グールドなどの例外はいらっしゃいますが…。)

 

「声」という他の音に埋もれてしまうことは、

自分自身で聴き取れるピアノの音情報が欠落することを意味します。

 


 

繰り返しますが、

ピアノ練習において「習慣化」は

「良い習慣」だけでなく「良くない習慣」も含めてのことです。

ときどき自身の練習内容やクセなどを見直したり、

友人に率直な意見をもらうことも必要かもしれません。

 


 

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