ピアノの練習において
最も重要なポイントの一つが
「やっていることの再現性」です。
少なくとも、
指の動きを覚えたり
「動作を身体へ覚え込ませていく」
という意味での積み重ねにおいては、
やっていることの再現性を保つことが
練習を積み重ねる上での重要なポイントとなります。
「やっていることの再現性を保つ」とは、
具体的には以下のようなこと。
◉ 運指をきちんと決めて、弾く度に変わってしまわないようにする
◉ ペダリングをきちんと決めて、弾く度に踏み方が変わってしまわないようにする
◉ バロックや古典派の作品で装飾音を書き譜にして、弾く度に入れ方が変わってしまわないようにする
◉ フレージングやアーティキュレーションも同様に、一度解釈を決めたら継続して同じ表現を心がける
◉ ペダリングをきちんと決めて、弾く度に踏み方が変わってしまわないようにする
◉ バロックや古典派の作品で装飾音を書き譜にして、弾く度に入れ方が変わってしまわないようにする
◉ フレージングやアーティキュレーションも同様に、一度解釈を決めたら継続して同じ表現を心がける
「記憶を破壊する練習方法」とは
まさに逆を行くものです。
◉ 弾くたびに異なる運指を使用してしまう
◉ 意識せずにペダルを踏んでしまう
◉ 装飾音の入れ方が毎回場当たり的になる
◉ 意識せずにペダルを踏んでしまう
◉ 装飾音の入れ方が毎回場当たり的になる
このような practice(練習)は
実は “破壊的な練習” となってしまいます。
なぜなら、一度形成された運動記憶を
別のパターンで上書きしてしまうから。
もちろん、練習の初期段階では
さまざまな可能性を試してみることは必要です。
◉ 複数の運指パターンを試す
◉ 異なるペダリングを実験する
◉ さまざまなアーティキュレーション解釈を検討する
◉ 異なるペダリングを実験する
◉ さまざまなアーティキュレーション解釈を検討する
しかし、これらはあくまでも下準備の段階でのこと。
いったん最適な方法を見つけて決定したら
それを楽譜へ書き込んでおき、
以後は一貫してその方法で練習を重ねることが重要です。
このような確実な積み重ねが、最終的には
◉ より安定した演奏
◉ より確実な記憶
◉ より確実な記憶
につながっていくんです。
「記憶を破壊する練習方法は、原則避ける」
これを意識して、効率的で建設的な練習を心がけましょう。
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