【ピアノ】多くのアルペッジョでは上向き松葉のクレッシェンドをイメージしよう

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「上向き松葉のクレッシェンド」
という視点をもつようにすると、
演奏するアルペッジョが音楽的になります。

 

具体例で見てみましょう。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ハイドン「ソナタ 第60番 Hob.XVI:50 op.79 第3楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、71-76小節)

75小節目の右手で演奏するアルペッジョを見てください。

上向き松葉のクレッシェンドで示したように、

多くのアルペッジョでは

いちばん上のトップノートに

もっともエネルギーがかかるように演奏すると

音楽的になります。

 

カタマリとして

f のエネルギーが伝わってくればいいのであって、

すべての音をゴリゴリ弾く必要はありません。

 

アルペッジョの各音を

同じ強さでベタッと弾いたり、

トップノートのメロディよりも

下の音のほうが出しゃばってしまっては

バランスに欠いてしまいます。

 

これは、

演奏スタイルによって

アルペッジョを拍頭から始める場合も

そのトップノートを拍頭に合わせる場合でも同様ですので

同奏法を見かけるたびに意識してみましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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