【ピアノ】パッセージの中に隠れている核となるやりとりを聴く

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各声部ごとに与えられている細かく動くパッセージには
それらの中に
核となるやりとりが含まれていることもあります。
詳しくは、本記事をご覧下さい。

 

具体例を見てみましょう。

楽曲が変わっても考え方は応用できます。

 

モーツァルト「ピアノソナタ K.545 第1楽章」

譜例(PD作品、Finaleで作成、18-21小節)

ここでは4音ひとかたまりで

各声部に与えられたフィギュレーションが

やりとりしていきますが、

それらの中にも

さらに核となるやりとりが含まれています。

 

丸印で示した音を見てください。

これらの4分音符が

それぞれ対話をしているかのように

やりとりしていますね。

 

譜例の場合もそうですが、

「長い音価の音符」

に注目してみると

核を見抜けることが多くあります。

 

細かい動きにばかり気を取られず

これらの音の響きをしっかりと耳で聴きながら

演奏しましょう。

 

対話にするコツは、

ひとりだけ仲間外れにしないこと。

ひとつの音だけ大きく飛び出たりしないように

それぞれの音を

ポンポンとバランス良く置いてください。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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