【ピアノ】もう一方の手につられて、ニュアンスを間違えない

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それぞれの手で演奏する内容に
ニュアンスの差がある場合、
どちらかにつられてしまわないように注意が必要です。

 

今回話題にしたいのは、次のようなもの。

 

(譜例1)

左の譜例が原曲だとします。

右手の旋律にはスラーが書かれていますが

左手にはスラーが書かれていません。

 

このときにほんとうによく聴かれるのが

右の譜例のように

同音連打ではないところにスラーがついてしまうこと。

もう一方の手につられてしまっているわけです。

 

つられてしまいかたは

演奏者によってさまざまですが、

以下のような例も見受けられます。

 

(譜例2)

さっきと少し変えました。

左の譜例が原曲だとします。

右手に出てくる1小節ごとかけられたスラーを意識するあまり、

右の譜例のように

左手のスラーを忘れてしまい

小節ごと切ってしまう演奏も。

 

反対に

右手のスラーを意識できていなければ、

左手につられて

右手の全小節にスラーをかけてしまうかもしれませんね。

 

どうして譜例を挙げてまで

こんなことを書いているのかというと、

音が間違っているわけではないので

自分では気がつきにくいからです。

ある程度学習が進んだ方にも見受けられる問題点の

代表的なもの。

 

言いたいことはひとつで、

両手に別々のニュアンスが割り当てられているときには

一方にもう一方がつられてしまわないように注意する。

これはシンプルな作品であっても

気をつけるべきポイントです。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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