譜読みでいちばん大切なこと、最も基礎となること。
それは、
「デッサン(曲の骨格)をしっかりとる」
この部分です。
私たちは巨匠の素晴らしい演奏を
演奏会、CD、配信などで耳にしていますので
個性的で耳につく部分をどうしても真似てしまう。
その結果、
リズムを大きく崩して弾いてしまいがちです。
巨匠の演奏がよくないと言いたいのではありません。
「デッサン(曲の骨格)を把握する前に、崩してしまう」
このことを注意したいのです。
最終的に自由に仕上げるのは構いません。
しかし、
特に譜読みの最初の段階では
「デッサン(曲の骨格)」をしっかりとるようにしましょう。
それをしていないと、
「拍の感覚」がぐちゃぐちゃな演奏となってしまい、
酔っているのは自分だけになってしまいます。
「質の高い譜読みをすることで、最終的な仕上がりの質も高くなる」
このことを決して忘れずに。
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