やり方はシンプル。
イメージ的に問題なければ、
繰り返しのときに
すべてのアーティキュレーションを
ひっくり返してみてください。
例えば、以下のように。
J.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第2番 より フーガ」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)
もともとこの作品には
アーティキュレーションは書かれていませんが、
良く聴かれるその解釈例を譜例Aに
それをひっくり返した例を譜例Bに記しました。
まさかこの作品を下の譜例のように弾く方は
いないでしょう。
しかし、柔軟に考えてみると
創意的には
いちおう成立してしまいますね。
分かりやすいように
既存のパブリックドメイン楽曲で示したまでですが、
こういった試みを
自身の創作の繰り返しでも試してみてください。
「まったく逆」というのは
ある意味、
「繰り返しを使ってそれらを並べることで、関連性を出せる」
ということ。
また、
メロディのアーティキュレーションをひっくり返すことで
新たなニュアンスやイメージが生まれて
その部分に対する伴奏形などの他の要素が
思いつくことも。
筆者は、このような「ひっくり返し」を
「対比」を意図して取り入れることがあります。
いつもうまくいく方法という訳ではありませんが、
一案として検討してみてください。
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