具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
ラフマニノフ「前奏曲 嬰ヘ短調 op.23-1」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、37-39小節)
①の部分では
上段に対して1オクターブ下で
オクターブユニゾンされていますが、
②の部分からは下段が下がるので
2オクターブユニゾンに変わります。
細かなことのようですが、
この、1オクターブユニゾンと
2オクターブユニゾンのサウンドの違いを
しっかりと感じながら演奏しましょう。
ラフマニノフは
1オクターブユニゾンのままでいかないで
あえて変更したということなので
その微妙な色彩の変化を求めたわけです。
こういった微妙なサウンドの引き出しを増やしていくと、
それが使われている新しい作品を耳にしたときに
取れる情報が増えますし、
ピアノアレンジの可能性も広げることができます。
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