大人の学習者からたびたび質問される内容として、
「今からでも和声を勉強するべきか」
というものがあります。
(「和声―理論と実習」などの書籍をはじめとした、古典和声の学習のこと。)
結論的には、
将来、作曲やピアノアレンジなどをやってみたいかどうかによります。
そのつもりがないのであれば
少なくとも体系的に積み上げ式でやる必要はないと考えています。
もちろん、
「ピアノ演奏のみをやるつもりだけど、これから専門に進みたい」
という方は
やる必要があるでしょう。
大前提として、
和声のテキストを読むだけでは力はつきません。
課題を実施して
それを耳の良い力のある指導者に赤入れしてもらい、しっかりと復習する。
この繰り返しで
ようやく耳が開いてきます。
独学で読破するだけでは
用語の知識を覚えたりするくらいしかできないのです。
ピアノを弾くだけでも忙しい中、
さらに時間とお金を使ってレッスンに通い、
課題を解き、復習もして…
というのは、
明確な目標がない限りは
なかなかトゥーマッチです。
長くなるので本記事では詳述しませんが、
和声をやることによるメリットはたくさんあります。
一方、
楽曲分析の参考書などで
自身が取り組んでいる楽曲の簡潔な和声構造は
書かれていることもありますし、
必要に応じてそちらからアプローチするほうがベターでしょう。
まとめます。
◉ ピアノ演奏のみでも、専門に進みたいのならやるべき
◉ この2点に該当しない場合は、必ずしも体系的な学習はしなくてよい
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