【ピアノ】演奏や作編曲における、再生機能との付き合い方

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本記事では、
便利な再生機能と付き合っていくうえで
忘れてはいけないことを解説しています。

 

以前から、

ICレコーダーによる録音チェックを徹底するように

書いてきました。

 

「こういう音が出ているだろうな」という「思い込み」と、

実際に録音された「現実」とのギャップをうめていくことを

やっていきます。

 

一方、

この練習でいちばん心がけるべきなのは、

ゆくゆくはICレコーダーに頼らず

自分で判断できる耳をつくること。

これを忘れないようにする必要があります。

 

だからこそ、

ICレコーダーに頼りきるのではなく

思い込みと現実との差をうめていく中で

「どういったところが、差になってしまっているのか」

という、自分の傾向を知ろうとしなければいけません。

 

「再生機能に頼りきらない」

ということに関連して

創作面に関しても触れておきます。

 

ピアノを弾かれる方は

作曲や編曲をすることもあるでしょう。

その中でも

浄書ソフトを使って楽譜を書いている方は、

書いた楽譜にしたがって追従再生してくれる

「プレイバック機能」を利用すると思います。

 

はじめのうちは難しいかもしれませんが、

この機能は

ある程度アレンジに慣れてきたら

使う回数を減らしてください。

また、使う場合でも

ちょこちょこ使いするのではなく

曲がおおむね完成してから鳴らす方向へ

だんだんとシフトしてください。

 

上記、演奏録音で書いたことと似ていて、

自分の中で音楽を鳴らせるようになることが

目指すべきところだからです。

 

筆者よりもふた回りくらい年上の作曲家やアレンジャーたちは

この機能に頼らずに作曲・編曲していました。

楽器で弾いてみることはあったはずですが

それは自分の身体を通している点で大きく異なります。

だからなのか、

必ずしも音感が優れている人物ではなくても

パッと頭の中で音楽を鳴らして譜面を修正できましたし、

初めて演奏家に音出しをしてもらうまで

その曲を一度も聴いたことなくても

初演で最悪の状態にはなりにくかった。

それは、先人の仕事をみていればわかります。

 

たとえ趣味で創作をする場合でも

耳を鍛えるべきなのは変わりません。

 

現代において

プレイバック機能を利用できるのはメリットなので

それをゼロにする必要はありませんが、

「プレイバックに頼りすぎないようにする」

という意識をもつようにしましょう。

それだけで、頭の中で鳴らせる音楽が進化します。

 

だから、作曲や編曲では考えないといけないんです。

「考えないで作って機械に再生してもらった結果、しっくりこないところだけを修正する」

というやり方では、決して耳は開きません。

 


 

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