【ピアノ】メロディとバスをずらさないほうがいい箇所の見分け方

メロディとバスを微妙にずらすやり方は
ロマン派の作品を中心に
不自然に取り入れられていることが多い奏法。
本記事では、
ずらさないほうがいい箇所の見分け方を解説します。

楽譜上は同時に発音するように書かれていても

演奏表現として

バスを弾いた直後にメロディを弾くことはありますね。

こういった奏法というのは使い方が重要で

やり方によっては音楽を不自然なものとしてしまいます。

まず、ずらさないのが基本だと思っておいてください。

そのうえで、あえてずらすのであればどうすればいいのか。

具体例とともに

ずらすべきでない箇所の見分け方を見ていきましょう。

譜例（PD作品、Finaleで作成、曲頭）

もしずらすのであればAで取り入れる方は多いはず。

では、BとCも含めたA〜Cで考えた場合は

どこをずらすのが適切でしょうか。

① Aのみ
② AとB
③ AとC
④ AとBとC

基本的には「① Aのみ」となります。

遠回しな書き方をしましたが

これはどういうことかというと、

「ずらすのであれば、メロディのフレーズはじめのみにしておく」

これを原則としてください。

フレーズの途中でまでいちいちずらすと

音楽が停滞したり

そこに余計な「意味」をもたせてしまうことになるからです。

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