具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、5-6小節)
メロディに注目してください。
それぞれの小節のスタッカートがつけられた音符、
良く見ると2種類ありますよね。
各小節の2拍目の音は
16分音符ではなく「8分音符」。
16分音符につけられたスタッカートと
8分音符につけられたスタッカートでは
その結果の長さがやや異なるので
きちんと区別すべきです。
この譜例のケースでは
8分音符の直後が休符なので、
スタッカート付き8分音符は
やや余韻を残すようなイメージで切るといいでしょう。
「スタッカートが付けられている音符の音価に注意」
の意味が分かったでしょうか。
アダージョの曲でもアレグロの曲でも
4分音符でも8分音符でも16分音符でも
同じように「ピッ!」と切ってしまうと
とても不自然な音楽になってしまいます。
音価に注意すると共に、
そこでの曲想に合うスタッカートとはどのようなニュアンスなのかを
考えるようにしましょう。
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