【ピアノ】ターンのはじめの音にアクセントを入れない

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ターンには何パターンかの記譜がありますが、
いずれにしても
演奏上では開始音へアクセントがつかないように
注意する必要があります。

 

具体例を見てみましょう。

楽曲が変わっても考え方は応用できます。

 

モーツァルト「ピアノソナタ第14番 K.457 第1楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、23-26小節)

譜例に見られるようなターンでは

一種の苦労がともなうことから

そのはじめの音にアクセントがついてしまいがち。

丸印で示した音のことです。

しかし、

メロディが装飾されているだけであって

その流れに横槍を入れてはいけません。

 

あくまでも、

「細かい動きからフレーズが始まっているのではない」

ということを忘れずに。

 

この譜例の部分では

ターンが細かな音符で書き譜にされていますが、

記号で書いてあっても同様の注意が必要です。

 

また、次の譜例のように

ターンが小音符で書かれていても

やはり、同様の注意をしましょう。

 

モーツァルト「ピアノソナタ ニ長調 K.311 (284c) 第3楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、21小節目)

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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