【ピアノ】あるひとつの欠点を全体にまで広げて評価しない

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音楽に関するあらゆることにおいて
ひとつの欠点だけですべてを判断するのは
今日からやめるようにしてください。

 

ピアノ演奏のテクニック」 ヨーゼフ・ガート (著)、大宮 真琴 (翻訳)  音楽之友社

という、

装いに味があるピアノ演奏参考書があります。

豊富な写真や譜例とともに解説されていき、

書かれている内容的に応用範囲が広い良書。

 

少し残念だったのが

それよりも少しあとの時期に書かれた

別の参考書の中で

ヨーゼフ・ガートの書籍が良い評価ではなかったことです。

どんな書籍でも

観点によっては疑問が出てくるのは当たり前ですが、

残念だったのは

細かく見たときに見つかった

あるひとつの欠点を

ヨーゼフ・ガートの業績全体にまで広げようとしている書き方だったから。

 

一部の学術研究では

ひとつのアラがすべてをダメにすることもありますが、

ピアノ学習参考書は

必ずしもそういうものではありません。

 

我々の日常における音楽学習の視点でも

やはり、

「あるひとつの欠点を全体にまで広げて評価しない」

というのが大事でしょう。

 

例えば、以下のようなもの。

◉ 本番中、ある一部分で失敗したので、その日の演奏はすべて良くなかったと思ってしまう
◉ 練習出来ない日があったから、今までの積み重ねがすべてムダになったと思ってしまう
◉ 譜読み途中に挫折したから、その楽曲へ取り組んだこと自体を完全な黒歴史にしてしまう

など。

自分の評価も他人への評価も

こういう考え方だと

幸福度が下がってしまいます。

 

特にいちばん目の内容は

昔の筆者もそう考えてしまっていたことがありました。

 

「音楽学習の最大の敵は完璧主義」

これくらい言っても過言ではないでしょう。

ひとつのことだけですべてを判断するのは

今日からやめるようにしてください。

 

◉ ピアノ演奏のテクニック  ヨーゼフ・ガート (著)、大宮 真琴 (翻訳) 音楽之友社

 

 

 

 

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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