最近の記事で
「試行錯誤して、うまくいくやり方を見つける」
ということの大切さを強調しまくっています。
「失敗が最大の学習」と言うと
きれいごとのようですが、
ほんとうに最大の学習なんです。
例えば、楽式論。
買ったはいいものの
結局、学習しなくなってしまう代表的な音楽参考書ですが、
あまりにも続かないという方が多いので
筆者の試行錯誤の結果をシェアしたのが、
という記事でした。
試行錯誤と言っても
大きなことを数年がかりでやるのではなく、
ほんとうにちょっとしたことを
手をかえ品をかえ試してみるので充分。
◉ 譜例の曲を知っておいてから読めば、続くのだろうか
◉ いっそのこと読まない部分をつくったら、続くのだろうか
など、思いついたことを試してみて
効果がなかったら引っ込めて
別のやり方を試す。
書籍学習の継続方法だけでなく
ピアノ練習そのものにおいても同様で、
とにかく
◉ ああやったらマシになるだろうか
などと、試す試す試す。
これを続けていると
ある程度の時間が経ったときに
ポンと良い方法が見つかるんです。
数日~数ヶ月など
見つかるまでの期間は
内容によってさまざまですが、
結局解決へたどり着きます。
音楽以外の日常生活においても同様なので
筆者の体験談をひとつ挙げておきましょう。
試行錯誤を繰り返して
良い方向へ向かったのが、
パン焼き。
ホームベーカリーを手に入れた頃、
付属のレシピ通りに作ればぜったいにうまくいく
と思っていました。
しかし、何回作っても
食べられないレベルでカチンコチンなんですよ。
◉ イーストを入れ忘れていないか
◉ タイマーの時刻が間違っていないか
◉ モードを間違えていないか
◉ 水の温度や室温が足を引っ張っていないか
など、あらゆることを確認してもダメだったのですが、
何回も失敗したあと
あることに気がつきました。
基本の食パンモードだと
1回で小麦粉を250g使うのですが、
1袋1kgの小麦粉で4回作っても
ピッタリ無くならないんですよ。
200gくらい余っている。
このときにようやく理由がわかりました。
デジタルスケールをもっていなかったので、
「小麦粉の大さじ1は9g」
という情報を見て
「250gであれば大さじ28」と思って作っていたのですが、
あまりにも誤差がありすぎたんです。
やり方が良くなかったので
大さじ28入れても
200gちょいくらいにしかなっていなかった。
それでどうして
焼き上がりがカチンコチンになったのかというと、
小麦粉が少ないせいで
塩の量を正しく入れても
相対的に多すぎになってしまい
イーストの発酵を妨げてしまったからです。
塩の量が多いと
この失敗が起きるのは
パン焼きのあるあるだそうで、
以前から耳にしたことがありました。
すべての材料の量が正しく入っていると思っていても、
実は小麦粉の量がぜんぜん足りなかった。
それからは
0.1g単位で測れるデジタルスケールを手に入れて
小麦粉250gピッタリで作るようにしたら、
まったく失敗しなくなりました。
パン焼きに慣れている方にとっては
くだらなく感じるかもしれませんが、
家事に慣れていない男のやることって
こんなものなんですよ。
5回も6回も失敗していたときに
試行錯誤をやめていたら
ホームベーカリーが壊れていると勘違いして
そこで終わっていました。
こういうちょっとしたことでいいので
解決するようにする。
そうすると、毎日がもっと楽しくなります。
何のWebメディアか分からなくなってきましたが、
要するに
音楽でも日常生活でも
「やり方を変えながら何度も試してみると、解決策が見えてくる」
ということです。
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