【ピアノ】和音跳躍におけるポジション準備の方法

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和音跳躍における
手のポジション準備のポイントは、
無駄な動きを最小限にすることです。

 

具体例で見てみましょう。

 

ベートーヴェン「ピアノソナタ第18番 変ホ長調 作品31-3 第3楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、トリオの最初部分)

このように和音の跳躍で

少し音が変わる場合は

すぐに手のポジションを準備し直さないといけません。

しかし、跳躍するときに

わざわざ卵形に近いくらいに縮こめたりと

無駄な動きを挟んでしまう例が

見受けられます。

 

譜例のような和音から和音への跳躍では

原則、手指が余分な動きをせず

最短距離で移動してください。

加えて、

次の和音を弾くために

ポジション移動しないといけない指のみを動かし、

それ以外は前の和音の形をそのまま維持させましょう。 

とうぜん、音域が上がるときと下がるときのどちらも。

 

「手を移動させてポジション準備のみをする練習」

をしてみるのも、有効な方法です。

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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