テンポが走ってしまいやすいところは
いろいろとありますが、
その中でも代表的なもののひとつが
「片手がいなくなるところ」です。
具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
ベートーヴェン「ソナチネ Anh5(2) ヘ長調 第2楽章」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、27-28小節)
ここでは左手がいなくなり
右手のパッセージのみになるので
テンポキープを充分に意識して
走ることのないように気をつけましょう。
伴奏の刻む要素、つまり「テンポキープの要」が不在になっているため
このようなことになったりするんです。
それに、
「半音階のパッセージ」って
傾向として
速くなったり転んだりしやすい。
という記事でも触れましたが、
半音階を見ると急にテクニカルに感じてしまう学習者は多いようです。
ちょっとしたところにも注意点は潜んでいます。
せっかく音が弾けているのに
音楽面で台無しにしないよう、
気をつけて演奏しましょう。
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