ルバートとは「盗まれたテンポ」という意味ですね。
ずっと前の番組ですが、
NHK趣味百科「ショパンを弾く」の
内容の手書きメモが残っています。
この番組でカツァリスが語ったところによると、
(以下、コメント引用。)
ルバートにはA型とB型の2種類あります。
A型ルバートは旋律部は完全に自由ですが、低音部、伴奏部は全く変わりません。
低音部は動じない指揮者です。旋律部は大げさに弾いても低音部はほとんど動きません。
次は低音部がもっと揺れ動くB型ルバートです。
ショパンはA型ルバートが好みでした。だからテンポを勝手に遅らせてはいけません。
(引用終わり)
ルバートにはA型とB型の2種類あります。
A型ルバートは旋律部は完全に自由ですが、低音部、伴奏部は全く変わりません。
低音部は動じない指揮者です。旋律部は大げさに弾いても低音部はほとんど動きません。
次は低音部がもっと揺れ動くB型ルバートです。
ショパンはA型ルバートが好みでした。だからテンポを勝手に遅らせてはいけません。
(引用終わり)
とのことです。
「ルバート」と聞いてイメージするのは
やはりB型ルバートの方ですよね。
実際、こちらの方が演奏しやすいのは確かです。
一方、
A型ルバートのことも知っておくと
それを聴いた時に取得できる情報が増えます。
プロの演奏を聴いた時に
「インテンポではないんだけど、自分が慣れているルバートと違う」
と思った場合は
A型ルバートを疑ってみましょう。
よく生徒に伝えているのですが、
新しいことができるようになるためには、
「他人の演奏の中でそれが使われているということに気づける」
このことが大事なケースも多い。
いざやってみて
実践で行き詰まった時に
参考にできる教材が増えるからです。
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