具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
譜例(PD作品、Finaleで作成、曲頭)
2小節目と4小節目のメロディにつけた丸印の音が
それぞれ、フレーズ終わりの音。
フレーズ終わりの処理については
大きく2つのポイントがあります。
◉ フレーズ終わりの音は、大きく飛び出ないようにおさめる
◉ フレーズ終わりの音は、短くならないように
◉ フレーズ終わりの音は、短くならないように
前者については
という記事で解説しました。
後者も、意外に多く見受けられます。
フレーズ終わりの音は
なぜか短く切ってしまう演奏が多い。
(再掲)
しかし、
モーツァルトはなぜ4分音符で書いたのかを
考えてみなくてはいけません。
8分音符の長さでいいのであれば
8分音符で書いたはず。
余韻も含めて4分音符ぶんの長さになるようにするのはOKですが、
音価が半分になるほど短くなっては
音楽が変わってしまいます。
どうして音価が大切なのかというと、
音価が変わると
音の切れる位置が変わり
その結果、
直後の休符の始まる位置までもが変わってくるからです。
「フレーズ終わりの音は短くなってしまいやすい」
これは、明らかに傾向としてみられますので
注意点として踏まえておいてください。
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