譜例は「8分音符単位」で作っていますが、
4分音符単位などでも基本的な考え方は同様です。
また、
実際の楽曲では
右手の方に3のリズムがくるというように
左右の手の役割が逆になっている作品もありますが
やはり基本的な考え方は同様です。
この譜例のように、
片方の手で2のリズム、もう片方の手で3のリズムを演奏する箇所は
ある程度学習が進んでくると多く出てきますよね。
演奏の仕方には大きく2つあります。
「2のほうの手を一番意識して、そこに3を乗せる」
このどちらかの方法をとるしかありません。
今までに数多くの生徒を見てきた経験上、
「3のほうの手を一番意識して、そこに2を乗せる」
というやり方をするほうがやりやすいという学習者が圧倒的多数でした。
(再掲)
つまり、
この譜例で言うと
と考えながら弾くということです。
理論上、点線は左手の2-3のちょうど真ん中の位置に入ります。
まずは「かなりゆっくりのテンポ」でこれを練習してみましょう。
練習方法としては、
そして、その3を確実に意識できるようになってから右手を乗せる」
というステップを踏むのが効果的です。
ちなみに、
「2のほうの手を一番意識して、そこに3を乗せる」
というやり方をとることも可能ではありますが、
その場合は
以下の譜例のように頭を働かせる必要が出てきます。
左手の3を細かく分割しタイで結んでいるように想定しながら
右手と合わせていく必要があります。
先ほどの逆の例の方がずっとカンタンですよね。
2:3のリズムは、
はじめの内はぎこちなくなってしまいがちです。
しかし、慣れればまったく怖くありません。
今回の譜例のようなシンプルなもので練習して
リズムをカラダに入れてから
実際の楽曲に向かってみましょう。
ここまではリズムの入門編です。
という記事では、
このリズムについて
もう一歩進んだ話題を取り上げています。
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