記事の信頼性
筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、
修士号(音楽)を取得しています。
また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。
■スランプかも?と思ったらチェックすべき5項目
①「運指」に工夫できる余地を探してみる
新しく取り組んでいる楽曲が
おおむね弾けるようになってくると、
「運指」を再考する機会がなくなってしまいがちです。
一方、音楽的にうまく弾けないところなどは、
と疑ってみることも必要でしょう。
運指が変わるだけで「音色」が変わります。
また、
「レガート」に磨きがかかる可能性があります。
「運指」については以前に記事にしていますので、ぜひ参考にしてください。
②「ICレコーダー」を活用していますか?
というのは、
なんとなくさらっているだけだとよくわからないものです。
一生懸命さらっていると
ピアノを前にやたらに音を出すことばかりに集中してしまい、
ICレコーダーなどで丁寧に演奏をチェックする作業を
おこたってしまうことも多いでしょう。
いったん手を休めて
ご自身の演奏を振り返ってみましょう。
「ICレコーダー」についても以前に記事にしていますので、ぜひ参考にしてください。
③練習自体がマンネリ化していませんか?
これも意外と多いかもしれません。
いつも
「同じ環境」で
「同じピアノ」で
「同じ楽曲」を
「同じ練習方法」で練習していたら、
練習自体がマンネリ化してしまいます。
コロナ禍の現在は
外出して外のスタジオで練習することもなかなか叶いませんから、
せめて「練習方法」を工夫してみましょう。
例えば、
「”皿回し”をするように、楽曲を区切って回しながら練習する」
「普段よりも片手練習の割合を増やしてみる」
など。
また、
などといったように、
自分への音の聴こえ方に変化を与えるのも有効でしょう。
④楽曲の理解が深まるとテクニック的なこともクリアされてくる
ピアノというのは、
何か一つだけやったら上達する楽器ではありません。
「楽曲解釈の力」
「練習による指と脳の運動」
など、
様々なことがちょっとずつ積まれてきた結果、
やっと少し伸びるのです。
言葉だけ聴くと難しそうですが、
これは初心者でも上級者でも結局は同様です。
例えば、
基本的なことですが
今取り組んでいる楽曲に書かれている「音楽記号、用語」は
すべて調べてありますか?
「音だけを読んでいて、書かれている作曲家による指示(音楽用語など)を調べていない」
という状態は、
実は音大生などにも時々みられるのです。
こういった細かなところもしっかりと理解して
楽曲の理解が深まると、
それが「テクニック面」や「音楽表現面」での克服につながる可能性があります。
これは、とある著名ピアニストの名言です。
⑤いっそのこと、その楽曲は寝かせてしまう
どうしても伸び悩みが深刻の場合、
いっそのこと、
今取り組んでいる楽曲は寝かせてしまって
別の作品に取り組むのもアリでしょう。
独学の方の場合はもちろん、
習っている方も自身の先生に相談してみると
納得してもらえるはずです。
別の楽曲に取り組んでみることで、
伸び悩んでいた理由が
「取り組んでいた楽曲の”ある部分”が現時点では難しすぎたのか」
などいったことが明確になってきます。
楽曲を変えることで気分を新たに練習に取り組めるのもいいですよね。
私の記事は
専門の内容が中心ですので、
「初心者の自分にはそんなことわからないよ」
などと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、
結局は学習者自身が楽しみながら練習していけるようになることが一番です。
そのために何か工夫できることがないか
ご自身でも常にアンテナを張っているようにしましょう。
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