【ピアノ】テンポキープできるようになる練習方法

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本記事では、
「テンポキープの練習ポイント」をご紹介しています。
「知らないうちにテンポが速くなっていた」
「だんだん間延びしてしまっていた」
こういったことはピアノ練習で起こりがちです。
その対策法をみていきましょう。

 

記事の信頼性


 

筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、

修士号(音楽)を取得しています。

また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。

 

 

テンポキープの練習として考えられるのは

「メトロノームでの練習」

です。

一方、これはなんとなくおこなえば効果が上がるわけではありません。

ポイントをお伝えします。

1. まずはメトロノームを使わずに録音し、テンポが変わってしまっている箇所にチェックをつける
2. 複数チェックがついた箇所の「共通点」を見つけ出す→ 自分の弱点の傾向
3. テンポが変わってしまっていた箇所を意識しながら、メトロノームを使って何度も練習する

この3つの手順を「すべて」踏んでいくことが重要です。

2の「複数チェックがついた箇所の共通点を見つけ出す」

というのが極めて重要。

これをおこなうことで、

「自分はこういった音型ではいつもテンポが速くなってしまうんだな」
「音が少ない箇所では間(ま)がもたなくて速くなってしまうクセがあるな」

などと、「自分の弱点の傾向」がみえてきます。

これを知っておかなくてはいけません。

そして、それを意識しながらメトロノームでの練習に向かいます。

そうすることで、なんとなくメトロノームに合わせた練習よりもずっと効果的です。

「自分の弱点の傾向」を知っておくことで、

他の楽曲に変わっても応用できる力になります。

 

それから、もう一つ重要なのは、

「メトロノーム練習は、体に正しいテンポが入るまで繰り返す」

ということです。

当たり前のことのようですが、

実際は1-2回合わせて

すぐ終わりにしてしまう練習をしている方が多いようです。

(ちなみに、リズム練習なども1-2回やってみたらやめてしまって

すぐに普通の練習に戻ったりしていませんか?)

テンポが変わってしまうのは「無意識のクセ」です。

したがって、修正するにはある程度の時間がかかります。

ちょっとやってみてすぐに効果が出る魔法はありません。

「正しい準備をした上で、しつこくやってみる」

これがクセを修正するただ一つの方法です。

 


 

今回はテンポキープのコツをお伝えしましたが、

もちろん、

ルバートの楽曲でメトロノームをかけて練習するのは逆効果です。

そういった楽曲では、

まずはICレコーダーで録音して何度も聴き返し、

「テンポの動き方が自分の耳で聴いても明らかにおかしいところは直す」

というところからスタートするといいでしょう。

 


 

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