【ピアノ】装飾音演奏のハードルを下げる方法

スポンサーリンク
装飾音演奏のハードル下げる秘訣は
「弾き方の見える化」です。
詳しくは、本記事をご覧下さい。

 

バロック~古典派までの楽曲で

多くの初中級者がつまづくポイントに

「装飾音」があります。

 

例えば、

J.S.バッハの2声のインヴェンション。

装飾音をうまく入れられないばかりに

モルデント、プラルトリラー、トリルなどが

あまり書かれていない番号を選ぶ、

というケースが見受けられます。

 

しかし、装飾音はあるポイントをつかめば

演奏が正確かつ容易になります。

そのポイントとは、

「装飾音とその他の声部の音がどのようにかみ合ってくるのかを明らかにしておく」

ということ。

 

実例で見てみましょう。

 

J.S.バッハ「インヴェンション第4番 BWV775」

譜例(PD作品、Finaleで作成、16-18小節)

奏法例のほうには

点線矢印で

かみ合い方を示しました。

このような拍子の関係を

必ず明らかにしておいてください。

 

ロマン派以降だとアゴーギク自体にさまざまな解釈があり

テンポの揺れも大きく

装飾音にも多少の自由度が増しますが、

少なくともバロック~古典派の装飾音は

奏法譜として書けるようにしておくのが基本です。

 

そうすると毎回入れ方が変わってしまうのを防げるので

練習が積み重なっていきますし、

かみ合い方を決めてあるので

演奏するときの難易度がグンと下がります。

 

長く続くトリルなども

書き譜にしておけば怖くありません。

 

装飾音の問題さえ解決できれば

挑戦できる作品が増えるはず。

とにかく

弾き方を「見える化」してハードルを下げましょう。

 

 

 


 

Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV

Twitter
https://twitter.com/notekind_piano

YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg

 


 

無料トライアルで読み放題「Kindle Unlimited」

 

筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、

数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。

 

「初回30日間無料トライアル」はこちら / 合わなければすぐに解約可能!

この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

タカノユウヤをフォローする
J.S.バッハ 装飾音
スポンサーリンク
タカノユウヤをフォローする
大人のための独学用Webピアノ教室(ブログ版)

コメント

タイトルとURLをコピーしました