♬ 練習しなくちゃと思うけど、気持ちがピアノへ向かない
♬ 練習を始めても集中できない
♬ 最近、全体的に練習がマンネリ化してきたと感じる
こういったモヤモヤは、本記事を読むことで解決します。
練習に集中できないときに、
ただ単に「気合い」を入れて練習するのでは長続きしません。
「集中できる”環境”」を作ることのほうが有効です。
そこで今回は、
「環境づくり」「練習方法」の面に焦点をあてて
「練習に集中できる方法10選」を紹介します。
■カンタン!練習に集中できる方法10選
♬ ストップウォッチで練習時間の合計を「見える化」する
ピアノ練習では、ただ単に長く練習すればいいわけではありません。
しかし、時には練習時間を計測するのも有効です。
時間の合計を「見える化」することで
「これだけやっている」
という達成感が生まれ、その後の集中力を維持してくれます。
この方法は
社会人が資格勉強をする際にも有効と言われており、
勉強時間を計測するアプリすら存在します。
もちろん「集中するため」ということに限りません。
出来るようになったことを言葉で書き出したり、
レパートリーを一覧にしてみたりと、
視覚化って、とても意味があることなのです。
♬ 練習している部屋で家族に読書していてもらう
これは、ちょっと荒技。
あまり音が気にならないという家族であれば協力してもらいましょう。
「聴かれている環境を作り出す」
という工夫です。
「聴かれている」というのは集中力に影響します。
筆者自身も学生時代、
「隣の部屋の音大生が帰ってきたな」
ということがピアノの音で分かると
「聴かれている」という意識が起こることで
より練習に集中できたものでした。
♬ 練習日記を発信する
これは「聴かれている環境」というよりは
「見られている環境を作り出す」
という観点でのアプローチです。
SNSでもブログでも何でも構いません。
ご自身が一番ムリなく続けやすい発信方法で
日々の練習内容などを出していきます。
本当は動画で出すのがベストで
練習している最中の集中度は最も上がりますね。
以前に筆者もやっていました。
「見られている環境ができることで気が引き締まる」
という意味でも重要ですが、
「同じように発信している学習者との交流が生まれる」
これも大きいですね。
ブログに挑戦してみたい方は
以下の記事を参考にしてください。
♬ 録音して通し練習をする
「自分に緊張感を与える」
これは集中のために欠かせません。
そこで有効なのが、
「ICレコーダーで録音して通し練習をする」
という方法。
電子ピアノでヘッドフォンを使って練習している場合、
多くの電子ピアノに付いている録音機能を使いましょう。
以下の記事もあわせて参考にしてください。
♬ 練習スタジオで、時間制限ある中で弾く
これについては、
という記事の中で解説しましたので
参考にしてください。
ちなみに、
「タイマーをセットして、それが鳴ったらどんなに練習したくてもその日の練習を終わりにする」
というやり方で時間制限を設けるのも
似たやり方として挙げられます。
♬ 毎日の練習時間帯を具体的に決める
これについても、
という記事の中で解説しました。
その時間になってピアノに向かわないと
気持ち悪いと感じるくらい
「自分独自の時間帯での練習」
を習慣にしてしまいましょう。
そうすることで、
練習が生活の一部になり、ダラダラと練習しなくなります。
♬ 先生に「来週までに○○をやってきます」と宣言してしまう
これも言ってしまえば「拘束の一種」ですね。
ピアノ教室に通っている学習者にしかできない方法ではありますが、
独学の方でも
「SNSで宣言してしまう」
などのやり方はあるでしょう。
発言に対する責任感ができて、日々の練習に集中できます。
「背水の陣」戦略です。
♬ 具体的な「目標」や「当面の終わり」を決める
具体的な目標とは、
「再来月の本番」
などといったこと。
「ただ単にうまくなりたい」
と思うだけでは目標としては弱く、
もっと具体的なものをイメージすることで
そこに向かっていくやる気が生まれます。
その結果、日々の練習に集中できます。
つまり、
「いつまでにこの楽曲を仕上げる」などといった
「期限を決めてしまう」
ということです。
人間は、終わりの見えないことはできません。
どの楽曲も一生勉強していくにしろ、
「当面の終わり」を決めてしまうことは
集中のためには重要です。
♬「練習する場所」「練習する楽器」「練習する楽曲」を変える
これについては、
という記事の中で解説しました。
ポイントは
「練習を作業にしないための工夫」
と言えるでしょう。
練習が作業になってしまった瞬間、
新鮮味がなくなり
モチベーションが続かなくなります。
♬ 身近な人物を自分の中でライバルとする
これって、超大事です。
近年は競い合うことから避けるのがよしとされる風潮があったりしますが、
それは自分が傷つきたくないからです。
何も「コンペティションに出てください」とは言いませんが、
少なくとも、
「自分の中で良きライバルを見つける」
ということは
あなたが練習に集中したり熱を入れたりするのに効果的です。
能力を比較して落ち込む必要はありません。
むしろ、
「Aさんは今日もブログを更新している」
「Aさんはついにプロコにチャレンジするのか」
「Aさんは今まさにステージに向けた追い込み時期だな」
「Aさんはピアノ曲以外の音楽にも詳しく勉強家だな」
などと、
その人が頑張っているエネルギーから影響を受けましょう。
今回紹介した10項目をどれか一つだけでも試してみてください。
また、新鮮味を保つためにも
10項目を組み合わせたり
日によって取り入れる項目を変えてみたりすると
より練習に集中することができます。
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