【ピアノ】絶対に聴くべき「ベートーヴェン弾き」の巨匠

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本記事では、
一度は聴いておくべき
「ベートーヴェン弾き」と言われた巨匠を話題にしています。

 

記事の信頼性


 

筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、

修士号(音楽)を取得しています。

また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。

 

 

「ベートーヴェン弾き」

と言うと、どのピアニストを思い浮かべるでしょうか?

ピアニストによってそれぞれ個性があり素晴らしく、

聴く人によって「自分にとってのイチバン」は変わるでしょう。

 

私がおすすめするのは

「ヴィルヘルム・バックハウス(1884-1969)」

です。

とても有名なピアニストですが、

音大生でも

「バックハウスのベートーヴェンは聴いたことない」

という学生が意外に多かったので驚いた記憶があります。

 

おすすめなのは「ピアノソナタ」です。

演奏にはドイツらしい硬さもあり、

それがベートーヴェンのピアノソナタを引き立てています。

特に、ロマン派の色が濃くなってくる前の初期ソナタ(第1番-第7番あたり)は

一度は聴いておくべきです。

 

「ピアノソナタ第7番 ニ長調 作品10-3 第1楽章」
「ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2 月光 第3楽章」

この2作品の「出始め」は独特の雰囲気を持っており、

どうやったらこの質感が出せるのだろうと

ずいぶんと研究した記憶があります。

 

◉ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ全集

こちらの全集の解説書は充実しており、

美しいホワイトの冊子に全32曲分の譜例つき解説が載っています。

当然ですが、録音自体は古いものです。

しかし、演奏は申し分なく「一生モノ」になるアルバムです。

一番カッコなどは演奏していますが、

それ以外の反復記号による繰り返しは基本的に省略されているので、

演奏時間がコンパクト。とても聴きやすいです。

 

別のタイプの全集も出ています。

◉ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ全集

 

「〜弾き」という言い方は

本来あまりいい考え方ではないのかもしれません。

ある程度の固定観念を持って聴いてしまいがちだからです。

故 園田高弘さんは「ショパン弾き」と言われることを嫌がったそうです。

(20年くらい前に湯浅譲二さんがゲスト出演したNHKのクラシック番組での情報)

しかし、

あえて「ベートーヴェン弾き」と言ってでも

バックハウスのソナタを聴くことはおすすめしたいと思います。

かつて巨匠が残してくれた録音が聴けることは

21世紀に生きる私たちにとっての財産ですね。

 


 

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