日々さまざまなイヴェントが入りこんできて
30分ですら練習時間が取りにくく感じるときも
あるかもしれません。
そんなときの解決策はシンプル。
一気に30分の時間が見つからなくても
5分のスキマ時間を6つ見つけてください。
集中するためにも
なるべくまとまった時間がとれたら
それに越したことはありません。
しかし、
たとえ5分でも何かできるのが
毎日の楽器の組み立ても松脂塗りも不要な
ピアノという楽器の良いところ。
「ピアノの技法―楽しみつつマスターできる」著 : チャールス・クック 訳 : 堀内敬三 / 音楽之友社
という書籍に、初見練習に関する以下のような文章があります。
(以下、抜粋)
1日10分間は1年60時間、5年間に300時間、10年間には600時間になる。
私はこのやり方で初見を3年間(180時間)練習し、
そのお陰で驚くべき大進歩をしたのである。
その進歩は練習によっても得られたし、
新らしい譜を見た時の喜びによつても得られた。
(抜粋終わり)
これは長い単位における積み上げの話ですが、
結局、1日単位で考えても
短い時間の積み上げは有効。
筆者は大学院生のとき、
ゼミの間の移動時間に
友人とアナリーゼをしたり、
iPadを使って
立ち時間に5分だけ資料を読み込んだり
ということをしていました。
今でもこういったやり方は続けていますし、
本Webメディアの記事も
時間を分けてちょこちょこ書くことは多いんです。
自宅にいる場合は
そういったスキマ時間の活用を
ピアノの練習にも使えるわけです。
学習者によってライフスタイルはさまざまなので
なかなか音楽のための時間を確保できない方がいるのも
わかっています。
しかし、結局のところ
まったくのスキマがない人なんてほとんどいません。
ほんとうにスキマがないのであれば
「音楽を続けるのか」
という部分から再検討が必要なのでは、
とさえ思います。
◉ ピアノの技法―楽しみつつマスターできる 著 : チャールス・クック 訳 : 堀内敬三 / 音楽之友社
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