【ピアノ】譜読みのときの最大の敵は「思い込み」

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本記事は、
【ピアノ】思い込みに引っ張られない譜読みを心がける
という記事の補足的内容。
本記事単体でもご覧いただけます。

 

具体例で見てみましょう。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

モーツァルト「ピアノソナタ 変ロ長調 K.333 第3楽章」

譜例(PD作品、Finaleで作成、80-83小節)

丸印で示した2つの音を見てください。

これらの音は「8分音符」なのですが、

似たようなところに16分音符がたくさん出てくるので

16分音符だと思い込んでしまいがち。

 

同時に合わせる左手の音があれば

リズムの読み間違いに気が付きやすいのですが、

ここでのように

右手の音が裸で出てくると

うっかり読み誤ってしまいがち。

 

こういうのって、

注意すべき局面だと腑に落として

どんな楽曲でも

類似した場面では注意するしかありません。

 

似たようなことは日常生活でもあります。

よく、約束の13時と11時を間違えたり、

17時の「5時」というのを

勝手に頭で変換して

15時だと思い込んだり、

などという失敗を耳にします。

結局は、

「こういった場面では思い込みやすい」

または

「以前に失敗した」

ということをチクチク気にしたり

書き出したりしながら

意識して予防するしかないんですよ。

 

譜読みのときの最大の敵は

難しいパッセージでも

入り組んだ声部でもなく、

「思い込み」です。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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