「前打音付きアルペッジョ」とは、
以下のようなものです。
ショパン「ノクターン(夜想曲)第11番 ト短調 作品37-1」
譜例(PD作品、Finaleで作成、44小節目)
左の譜例は実際の記譜ですが、
前打音G音をどのように扱ったらいいのか分かりませんよね。
「前打音が和音全体にかかっている」
と読んでしまうと
演奏方法に迷いが出てしまいます。
「前打音はF音のみにかかっている」
と考えてください。
つまり、
下からアルペッジョを演奏しはじめるけれども
F音の前に前打音G音を入れる。
そうすると、右の譜例のようになります。
こういった記譜は
ショパン「別れの曲」などにも出てくるため
これを機に理解しておきましょう。
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