【ピアノ】カツァリスが語った 「ルバート」

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本記事では、
NHK趣味百科「ショパンを弾く」でカツァリスが語った
「ルバート」について話題にしています。

 

ルバートとは「盗まれたテンポ」という意味。

ずっと前の番組ですが、

NHK趣味百科「ショパンを弾く」

内容の手書きメモが残っています。

この番組でカツァリスが語ったところによると、

(以下、コメント抜粋)
ルバートにはA型とB型の2種類あります。
A型ルバートは旋律部は完全に自由ですが、低音部、伴奏部はまったく変わりません。
低音部は動じない指揮者です。旋律部は大げさに弾いても低音部はほとんど動きません。
次は低音部がもっと揺れ動くB型ルバートです。
ショパンはA型ルバートが好みでした。だからテンポを勝手に遅らせてはいけません。
(抜粋終わり)

とのこと。

「ルバート」と聞いてイメージするのは

やはりB型ルバートの方ですよね。

実際、こちらの方が演奏しやすいのは確かです。

 

一方、

A型ルバートのことも知っておくと

それを聴いた時に取得できる情報が増えます。

プロの演奏を聴いた時に

「インテンポではないんだけど、自分が慣れているルバートと違う」

と思った場合は

A型ルバートを疑ってみましょう。

 

新しいことができるようになるためには、

「他人の演奏の中でそれが使われているということに気づける」

このことが大事なケースも多い。

いざやってみて

実践で行き詰まった時に

参考にできる教材が増えるからです。

 

◉NHK趣味百科 ショパンを弾く (NHK趣味百科)

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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