3:2(2:3)のリズムとは
例えば、次のようなもの。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、11-13小節)
初中級くらいから
3:2(2:3)の表現を見かける作品は増えてきますが、
こういったリズムを
作曲家はどういったときに使うのでしょうか。
さまざまなケースが考えられますが、
もっとも代表的なのは
あいまいさを表現したいとき。
3:2(2:3)では
両者の発音において噛み合わないところが多く
ダイレクトな表現を避けることができます。
そういった、
「はぐらかされた」と言いますか
一種のあいまいなニュアンスを表現できるのが
このリズムの特徴であり、
作曲家の意図である可能性が高いでしょう。
「作曲家は、この表現をなぜ使ったのだろうか」
自分なりの予想でも構わないので
こういったことを考えるクセをつけてください。
本記事で取り上げたような内容を
学んだり考えたりすることで
楽曲理解を深めると同時に
作曲やピアノアレンジをする際の引き出しも
増やしていきましょう。
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