【ピアノ】強弱と同時にフレーズも示すデクレッシェンド

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デクレッシェンドの使われ方も
いつも同じとは限りません。
本記事では、
シューマンの作品を例に
その使われ方の一例を解説しました。

 

具体例を挙げます。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

シューマン「ピアノソナタ 第2番 ト短調 Op.22 第1楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、192-195小節

デクレッシェンドの松葉が書かれていますが、

意味としては

「強弱と同時にフレーズも示すデクレッシェンド」

だと思ってください。

 

16分音符4音でひとかたまりになっている音型は

この楽曲の特徴のひとつ。

それらすべてに

デクレッシェンドが書かれているわけではないからこそ、

上記の譜例のような書かれているところでは

そのフレーズ感と強弱を

表現してあげなくてはいけません。

要するに、

1音1音同じ強さでダダダダダダダダってならないように

弾く必要があるということです。

 

ここでのデクレッシェンドは

高速で何度も連続するので

そのまま表現しようと思うと意外と難しい。

 

ちょっとしたコツがあります。

各4音ずつの

はじめの音だけを少し強調して

その打鍵アクションの中で

残りの3音も弾いてしまうようにする。

4音ワンアクション。

そうすることで、

デクレッシェンドのニュアンスは残したままで

フレーズと強弱を表現できますし、

演奏も格段にやりやすくなります。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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