【ピアノ】頻出リズムで学ぶ、「重み入れ」の基礎

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本記事では、
頻出リズムを取り上げて
「どの音の重みを入れればいいか」
という「重み入れ」の基礎を解説しています。
「譜読み」の領域の話題です。

 

記事の信頼性


 

筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、

修士号(音楽)を取得しています。

また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。

 

 

これからお話しすることは

本当にシンプルなことですが、

先生に習わずに

あなた一人で演奏を仕上げていくための内容としては

超重要な項目です。

 

譜例を見てください。

こういった「休符を挟んで3つの打点からなるリズム」は

本当によく出てきますよね。

例えば、

モーツァルト「ピアノソナタ第8番 K.310 第1楽章」

の第2主題の直前や、

(譜例はそこからとったものです。PD楽曲、Finaleで作成)

ピアノ曲以外の有名な例とすると

「アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第1楽章」

の曲頭は全員でこのリズムを演奏しますよね。

 

(再掲)

譜例のカギマークをつけた箇所では

どちらの音により重みが入るかわかりますか?

基本的なことですが、

こういった部分が逆になってしまっている演奏をよく聴くのです。

 

もちろん、

後ろの「4分音符のほう」により重みが入ります。

8分音符は「裏拍」でなおかつ「短い音価」なので

そこが判断基準です。

大事なリズムですし

8分音符を極端に弱く弾く必要はありませんが、

4分音符よりも大きくなってしまうと音楽的ではありません。

 

「重みが入るところがある」

ということは、同時に、

「軽く弾くところがある」

ということでもあります。

これらの差があるからこそ

音楽が平坦にならずに流れていくわけですね。

 

この譜例で取り上げた頻出リズムでは

休符を挟んでたった3つの打点しかありませんが、

それだけでも

今回取り上げたように

音楽的な演奏するための工夫ができるのです。

 

普段演奏している楽曲でも

「どの音に重みが入るのか」

という観点でよく見直してみれば

「バッチリ弾けた」

と思っていた楽曲でも

まだまだ工夫の余地を発見できることでしょう。

 


 

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