【ピアノ】よく聴かれるアーティキュレーションの誤り

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本記事では、
アーティキュレーション関連のうち
楽譜に書かれていることをやっているつもりでも
実は謝った演奏をしてしまっている頻出例を取り上げています。

 

記事の信頼性


 

筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、

修士号(音楽)を取得しています。

また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。

 

 

譜例を見てください。

モーツァルトの作品をはじめ、

オンパレードのアーティキュレーションです。

実際の楽譜には左の譜例のように書かれているにも関わらず、

右の譜例のように演奏してしまっている例が目立ちます。

スラーをスタッカートの音までつなげてしまっている誤りです。

 

だからといって、

この譜例でいうD音をスタッカートのように切ってもいけません。

「スタッカートはついていないので勝手につけずに、しかし、次のC音との間には音の切れ目を作る」

というアーティキュレーションこそ

作曲家から求められている音楽です。

譜例にはテンポは記載しませんでしたが

あらゆるテンポで対応できる必要があります。

慣れればそれほど難しくは感じないはず。

 

(再掲)

右の譜例のように弾いてしまっていても

音程自体は間違っていませんし

自分自身では意外と気づきにくいもの。

だからこそ、

誤りの多い例として把握しておくことが必要です。

そうすることで

いざ実際の楽曲で出てきたときにも

正しいアーティキュレーションで演奏できるでしょう。

 

「アーティキュレーション」と「フレージング」

という用語の区別については

以下の書籍が参考になります。

バッハ研究の第一人者、ヘルマン・ケラーによる定評のある参考書です。

「フレージングとアーティキュレーション―生きた演奏のための基礎文法」
著 : ヘルマン・ケラー / 音楽之友社

 


 

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