(譜例)
譜例左を見てください。
”同音” 同士が孤によってつながれている場合、
多くの場合は「タイ」であると解釈しますよね。
しかし、
同じ記譜であっても
録音を聴いていると「スラー」で演奏している楽曲もあります。
これは正直、
「その楽曲の慣習的な演奏法による」
と言うしかありません。
(再掲)
一方、区別できる場合もあります。
楽曲によっては、
譜例右のように
「スタッカート」か「テヌート」あるいは「その両方」
が書かれていることもあります。
このような場合は
それらの記号があることで「タイではない」という意味になりますので
「スラー」に肉薄するように同音連打をして演奏します。
また、
この場合のスタッカートは
「音を短く切る」という解釈もできますが、
「 “スラーではありませんよ” ということを説明するだけの意味」
で書かれている可能性もあり、
(知人の邦人作曲家もそう話します。)
どちらの解釈をとるかは演奏者に任されています。
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