普段、力を入れて「メイン」で練習している楽曲が
将来のレパートリーを形成します。
結局のところ、
深く取り組んだ楽曲しか
人前で演奏できるレパートリーとしては残らないからです。
レパートリーって、
気づくと似たような曲ばかりになっていませんか。
例えば、ショパンの「バラード」「舟歌」「幻想曲」などは
雰囲気や物語は異なりますが
似たような楽曲と言っても良いでしょう。
根本的な作曲の発想自体は似ているからです。
「発想が違う」というのは、
例えば
◉ 他ジャンルの要素が入っているもの「カプースチンの一部の作品など」
◉ 無調作品
などといったことです。
ここでは
「バルトーク、カプースチン、無調作品に取り組んでください」
などと言いたいわけではありません。
「自分の今までのレパートリーから遠い距離にある音楽に触れて欲しい」
ということ。
レパートリーが偏ることで、
一応そこから自分の好きな音楽の傾向を知ることはできます。
一方、
自分から遠い場所にある音楽に触れたときこそ
経験が豊かになって力が伸びるのは
筆者自身、自らの経験を経て実感しています。
また、世界には色々な音楽人がいます。
上のステージに行けば行くほど
色々な人物と話す機会が出てきます。
たとえ趣味でピアノを弾いている方にとっても
例外ではありません。
そんな時に、
ショパンやリストの話しかできないのは困ります。
広く浅く取り組んで欲しいわけではありませんが、
「力を入れて “メイン” で練習している楽曲に新たな風を取り入れる」
ということは意識してみましょう。
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