【ピアノ】音を変えてはいけないのは原則であり、絶対ではない

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「選曲の自由」があることは前提ではありながらも、
好きな作品を諦めなくて済む方法を考えるのは
悪いことではありません。

 

以前に、以下のように書きました。

我々には「選曲の自由」という武器があるのだから、
(生まれつきの手の大きさの問題など)
自分にとって頑張っても変えられない部分や
できないことは認めて
できるところで挑戦すればいい。

 

これは必ずしも

体格的なことに限った話ではありません。

しかしその中でも、

ある一箇所の困難のみのために

弾きたい曲を諦めるくらいであれば

その部分だけ音を変更して挑戦しても構わない、

と考えています。

(試験やコンクールを受ける方は別です。)

 

再現芸術としての意味合いもあるクラシック音楽では

原則、作曲家が書いた音を変更してはいけないとされています。

しかし、これは原則であり絶対ではありません。

とうぜんながら

「ちょっと弾きにくいから音を変えるのではなく、頑張ってもどうしても無理なところのみを変える」

これだけは徹底してください。

 

たとえば、

ある特定の手の開き方をしたときだけ

人差し指の付け根の神経に響く、

という方がいます。

その場合は

運指を工夫しても無理なところは

多少音を変更しても構わないでしょう。

 

また、

手の大きさ的に

ある一部分のみが弾けないのであれば

そこのみを変更すれば

作品自体への挑戦を諦めずに済みます。

 

演奏する人のカラーは

レパートリーの選び方も含めてのこと。

「選曲の自由」があることは前提としながらも、

好きな作品を諦めなくて済む方法を考えるのは

悪いことではありません。

 

そのやり方として

「やむを得ない、ほんの少しの音変更」

を検討してみましょう。

あまりにも変更が必要な楽曲は

そういうものだと認めて

違う作品に挑戦するしかありませんが、

いずれにしても

最後の手段を検討することを忘れないでください。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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