【ピアノ】ピアノアレンジで、過去に手がけた曲を否定せずに前へ進むコツ

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ピアノ音楽の作曲や編曲にも取り組んでいるピアノ弾きへ向けて、
数多くの作品を生み出していくにあたって欠かせない視点
を解説します。

 

筆者が音大生の頃、作曲のレッスンで

「曲の中で、こんなことやあんなことをやってみたい」
「この曲のこういうところをこう変えたらいいかと思い始めた」

などとグダグダと先生へ言ったところ、

「今言ったことをすべて、次に書く曲でやりなさい」

と言われました。

 

その曲を作りはじめた頃に色々と試行錯誤するのはいいけれど

ある程度出来上がってきてからは

「次へ行く」という視点をもって

新たな作品で挑戦するべきだということ。

以降、筆者はこのやり方を取り入れてきました。

 

たとえ創作の初心者であっても

これは踏まえるべきだと考えています。

 

そして何よりも大事なのは

学習が進んで

新しいことを覚えたり

自分の音楽性が深まったりしても

決して過去の自分の音楽を否定しないことです。

否定する傾向は結構見受けられますが、

作曲や編曲に限らず

演奏においても気をつけなければなりません。

 

例えばバルトークは、

最晩年になってから

作曲した「子供のために」という作品に

いくつかの和音を書き足し

楽曲の印象を変化させました。

 

バルトークが過去のこの音楽を否定していたかは

分かりませんし、

契約などの事情を除けば

自分の作品をどうしようが自由なわけです。

しかし、基本的には

こういうことをする必要はありません。

 

「やりたいと思いはじめたことは、次の曲で」

これを踏まえておくと

過去のものを否定せずに先へ進んでいくことができます。

そして、新しく世の中に置く曲でそれを実現できれば

四畳半の創作から脱却できるでしょう。

 

要するに、

ある程度のところまでいったら

「もうこれでOK」

って割り切ってしまうことです。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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