筆者が昔に受けたとあるレッスンでは
少し変わった練習方法を習いました。
「速いパッセージで、指導者の手の上に自分の手を乗せてついていく」
というもの。
指導者がいない独学の方は
上手な友人などの助けを借りておこないます。
イメージつくでしょうか。
例えば、
速いパッセージがあるときに
生徒側が上手く弾けないとします。
そのときに指導者の手(片手のみでおこなう)の上に生徒が手を乗せて
指導者がそのパッセージを弾く。
生徒側は
上手く弾けないながらも
手の動く方向は知っておいて
指導者の手の動きについていかなくてはいけません。
手は押さえつけるのではなく、
手の重みでのせるだけのイメージ。
重なって動き回っているトンボっていますよね。
あんな感じです。
この練習方法のいいところは
触覚に訴えること。
これだけですぐに上達するような魔法ではないのですが、
そのパッセージでの
手を速く動かす感覚が分かってきます。
これは、とても大きなことです。
ときどき気分転換のように取り入れてみてください。
練習に新鮮味がでますし、
新たな感覚も身につけることができます。
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