【ピアノ】ossiaの選択肢、どちらが弾きか

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学習している作品に
ossiaで別パターンの弾き方が示されている場合、
どちらを弾くべきか。
判断基準を解説します。

 

リストのピアノ曲をはじめ、

ossiaとして

別の弾き方が小音符で書かれている作品は結構あります。

 

たいていは、

難易度の差で2パターンが用意されているわけですが、

中には

表現に対照的な内容が使われていて

難易度的には同じくらいのものもあります。

前後がつながれば一応成立はしますね。

 

ossiaが示されている場合は

どちらを弾くのがいいのでしょうか。

作曲家がossiaを書いているのですから

言ってしまえば、どちらでもOK。

(ときどき、作曲家以外の人物がossiaをつけているケースもありますが…)

とうぜん、協奏曲の場合は

伴奏パートのピアノ奏者、または

オーケストラの指揮者と

どちらを弾くか共有しておく必要があります。

 

自由に選んでOKと言いましたが、

どちらも弾ける力があるのであれば

小音符ではないほうを弾くのがよりオススメ。

 

どうしてかというと、

結局のところossiaというのは

何かに迎合しているということだから。

難易度であったり

作曲家自身の決められない心持ちであったり

第三者からの要請だったり。

 

例外はありますが、

基本的には

流れの中で同じ段に書かれている

通常音符の内容のほうが

作曲家が心の中で求めていることに近い可能性は高いでしょう。

筆者も、ピアノ音楽を作る身として

より大事なほうを小さい音符で書くことは

まずしません。

 

繰り返しますが、

この判断基準は

どちらも弾ける力がある場合のものです。

そうでない場合は

自信をもって弾けるほうを選んで

何の問題もありません。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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