例えば、
以下の譜例のようなところでは
左手によるサポートが有効に使えます。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、67-69小節)
l.h. の指示は
筆者が書き込んだものです。
ほんらい、上段にダンゴのようにまとめて
記譜されているパッセージは
すべて右手で弾くことを想定されている可能性が高い。
しかし、
筆者も含め、多くの方は
ラフマニノフのような大きな手をもっていないはずですし、
彼が書き残したスラーを表現するために
両手で分担するのはアリでしょう。
分担することで
演奏テクニックとしてもかなりラクできます。
分担するときには
「分担することによる、不都合なニュアンスの問題は起きないか」
これに注意してみてください。
例えば、
単純な高速パッセージなどで
一筆書きのように弾きたい場合は
あえて分担しないほうが
そのニュアンスを出せます。
また、
という記事で書いたように、
あえて片手のみで弾いたほうが
ソリスティックな雰囲気が出せるパッセージ
というものもあります。
ニュアンスに問題が出てくる場合は
多少テクニック的にたいへんでも分担しない。
問題なければ、分担してラクをする。
このように考えてみましょう。
両手で分担するかどうかの判断ポイントについては
以下の記事を参考にしてください。
◉ フレーズ感を強調するために、あえて分担する例
◉ ひとつの線として聴かせるために、あえて片手で弾く例
◉ メロディをレガートにするために、あえて分担しない例
◉ 演奏難易度を下げるために分担しても問題ない例
◉ ソリスティックな雰囲気を出すために、あえて片手で弾く例
◉ ひとつの線として聴かせるために、あえて片手で弾く例
◉ メロディをレガートにするために、あえて分担しない例
◉ 演奏難易度を下げるために分担しても問題ない例
◉ ソリスティックな雰囲気を出すために、あえて片手で弾く例
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