【ピアノ】弾く手を変えれば、subito はカンタン

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一方の手で弱奏からsubitoで強奏へ切り替えるよりも
それぞれの手で弱奏と強奏の担当を分けてしまうほうが
頭が混乱しないので
テクニック的にずっと容易になります。

 

【ピアノ】ある音型をもう一方の手へ引き継ぐときのコツ

という記事で

以下のような具体例を取り上げました。

 

モーツァルト「ピアノソナタ第14番 K.457 第3楽章」

譜例1(PD楽曲、Finaleで作成、65-68小節)

隠されたフレーズを見抜き、
片方の手からもう一方の手へ引き継ぐときは
できる限り、フレーズにあわせた受け渡しにする

これを基礎に運指を決めていくべきだと書きました。

一方、この譜例ではsubito f が出てくるので

もう1パターンの有効な運指があります。

 

譜例2(同所)

ヘンレ版などでもとられている手の配分ですが、

「subito f のところから手を変えてしまう」

というやり方。

このやり方の何が良いのかというと、

subitoでダイナミクスを変えるという

一種の演奏苦労を伴う表現が、

手を変えてしまうことで

いともカンタンにできてしまうという点。

頭が混乱しないからですね。

 

どんな楽曲のsubitoのところでも使えるというわけではありませんが、

応用できそうな場面を見つけたときには

積極的に取り入れて

演奏難易度を下げてみましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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