【ピアノ】ちょっとしたところの音の抜けを無くすために

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音が抜けてしまうのは、
「技術不足」ではなく
「運指の検討不足」なのかもしれません。
詳しくは、本記事をご覧ください。

 

何度練習しても

頻繁に音が抜けてしまう

“ちょっとしたところ” ってありませんか?

それは「運指」に原因がある可能性も。

特に曲頭のつかみなどで音が抜けてしまうと

非常にもったいないですよね。

実例をもとに解決策を見ていきましょう。

 

具体例を挙げます。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ショパン「ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1(小犬)」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、1-4小節)

最初のトリルでは

通常は「La Si La」というように

行って返ってくるだけの3音で演奏することが多い。

 

日頃、どのような運指を使っているでしょうか。

一見問題無さそうな「232」で弾くと

音の抜けが発生しやすいのです。

どちらの指も強い指ではあるのですが、

となりあった指を交互に高速で使うのは

意外と難しいものなのです。

 

そこで、

このトリルは「132」で弾くことをオススメします。

こうすることで

音が欠けてしまう可能性をグンと減らすことができます。

 

もう一例見てみましょう。

 

ブラームス「2つのラプソディ 第1番 Op.79-1 ロ短調」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)

楽曲のはじめから

「細かな3連符」がでてきます。

 

この3連符は、

弱い指がふたつも含まれた「345」ではなく

「235」で弾きましょう。

 

はじめはやりにくく感じるかもしれませんが、

慣れてしまえば

安定性はまったくちがいます。

音抜けの可能性がグンと下がるのです。

 

「ちょっとしたところの音の抜けを無くすために」

この観点で考えると、

運指の重要性は極めて高いものとなります。

 

音が抜けてしまうのは、

「技術不足」ではなく

「運指の検討不足」なのかもしれません。

頻繁に音が抜けてしまうところがある場合には、

闇雲にさらうだけでなく

運指の再検討も視野に入れてみましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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